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『沖縄上等(ジョートー)企業に学ぶ 最高のチームのつくり方』を読んだ

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「じょーとー」って言葉知っています? 日本語の「上等」と意味一緒なんですけど、沖縄の方言でいうと「じょーとー」とか発音します。そして良いものを見つけるとよく使います。


「これデージ(すごく)、じょーとー(上等)」という感じ。


沖縄以外では「喧嘩上等!」なんて、硬派なイメージがあります。


話がそれました。今回はこちらの本を読みました。



また、機会あって、著者の下所(ゲショ)さんに直接質問できる会に参加してこともあって、本を書いた意図なども色々勉強になりましたのでログを残します。ちなみに2時間半程で読むことができました。



学んだ項目

どうして? 何故? Why?「沖縄」


どうして沖縄なんだろう? まずこれが読み始める前に疑問に思ったことです。


今私が住んでいる沖縄はあんまり参考になるような雰囲気が漂っていません。


経済では「観光業が盛んになりました。」「沖縄へIT企業を呼んで産業にしよう!」とか。復興予算だとか。お金は集まっているようにニュースは流れます。しかし、実態は低賃金での採用などが多く見られます。なので、うまく扱いきれていない印象を感じます。


以前ニュースで「ぶっちゃけ、金(助成金)目当てです」の企業もいましたね。


ryukyushimpo.jp



個人的には悪いスパイラルを抜け出せていないイメージを持っていました。が、本のタイトルにあるそんな「沖縄」から「学ぶ」ことはなんだろうか。


本にはこう書いています。

沖縄に住んでみて、大変驚いたことがあります。
それは、沖縄県民の高校野球への思いです。

〜 省略 〜

高校野球の試合の時に、県民の「心が一つになっている」と感じました。

〜 省略 〜

「心が一つになる」ということは、それらの人間で共通する「想い」が必要です。高校野球では、本土を追い越したいという「想い」を、県民全体が「共通の価値観」として持っているのです。

※引用 P40〜41


抜粋しているので、これだけではわからないと思いますが、俺へのメモなので良しとします(`・ω・)=3 (※詳しく知りたい方は是非購入して)


著者がヒントにしたことは、この「高校野球」。沖縄の高校野球と言えば、応援歌の「ハイサイおじさん」を思い出します。実は沖縄本島ではもっとわかりやすい特徴があって、本にも記載がありますが、沖縄経済がストップするんじゃないかぐらい沖縄人は甲子園の試合に釘付けで地元チームを応援します。規模は出身高校関係者のみならず、沖縄全体で。


沖縄に住んでいる人はわかると思いますが、試合の開始と同時に交通が多い58号線は車が少なくなり、居酒屋は昼間からどんちゃん騒ぎ。沖縄のチームに点が入れば、あちらこちらから指笛や太鼓の音、歓声が聞こえてきます。


「ありえないでしょー?」と思うかとしれませんが、ガチです。マジです。本当です。


おじぃやおばぁが経営している小さなお店なんかは試合中の電話は絶対にとりません。それほど沖縄全体が熱中します。


良いチームづくりには沖縄を熱くさせる「想い」=「共通の価値観」が必要だと著者は述べています。そうすることでチームは「能動的」になる。つまり、メンバーが同じ目的のため、それぞれが考えて学び成長できるチームになる。


このヒントから、良いチームになるためには次のステップが必要だと書いてあります。

1.イチャリバチョーデー<信頼関係の構築>
2.心をひとつにする<価値観の共有化>
3.外に学ぶチャンプルー文化<外と交流>

※引用 P45


この3つについて、「なるほど!」となることが多かったので、気になる方は読んでみてください。

「道徳」は琉球から


これは知らなかった・・・。いや、教えられていたことだけど、半信半疑でしたorz

六諭衍義(りくゆえんぎ)

「孝順父母、尊敬長上、和睦郷里、教訓子孫、各安生理、毋作非為(父母に孝順にせよ、長上を尊敬せよ、郷里に和睦せよ、子孫を教訓せよ、各々生理に安んぜよ、非為をなすなかれ)」の六言をさす。

※引用 wiki
六諭衍義 - Wikipedia


感想


県民なのに、知らないこと、気付かされること多し! よく沖縄のことみているなぁーって感じです。


この世の中、「飲みにケーション」とかいうと「パワハラだ!」と部下に発言される、もしくは思われることが怖くて、誘いたくても誘えない上司の方々が多いらしいです。


しかし、職場から離れ、仕事関係なくフラットな状態で話をすることで、仲良くなったり信頼関係は生まれてくるんじゃないでしょうかね。この関係性については経験上、職場だけで作るのは難しいと思います。


でも、お酒が飲めない人もいると思いますので、ランチだったりスポーツだったり、ゲームだったりと色々手法はあると思います。今度上の立場になったら参考にしたいと思います。


以上。そんな感じの本でした。