年始、本を3冊読んだ。去年読んだけどまだ感想を書いていない本も含め、読み返しのストックが増えてきて感想書くのに時間がかかる。。。
今回はこの本です。
- 作者: 坂下仁
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2014/02/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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つらつらーとメモしていきます。
税金対策?節税対策? ではありません。戦略です。
対策なのか節税というのか、なんというかわからんが、日本という国で企業と個人とでは税金の徴収率が違う。企業が安い。
なので、個人として生活するのではなく、企業にしちゃえばいいじゃん。妻を社長にしてね。というのが、この本の本筋。
所見の感想としては「え、大丈夫。これ?」だった。
脱税じゃね?と勘違いしたが、よく考えると違うよね。そうすると、近くの八百屋のおっちゃんや、商店街の人たちはみんなそうなるはずである。
そもそも脱税とは
脱税(だつぜい)とは、納税義務がある、と見なされている人が、その義務の履行を怠り、納税額の一部あるいは全部をのがれることである。(wiki)
のことなので、納めている著者とは全然違う話だ。失礼しましたm(_ _ )m
とにかくサラリーマンは金持ちになれない。だから妻を社長にする。
サラリーマンは金持ちになれない。なぜなら「4つの壁」があるから。
- 税制
- 給与体系
- 就業規則
- 転職市場
サラリーマンは税が多くとられる。中々評価されない企業の昇給制度。副業禁止(就業規則)。まだ年功序列が多いので転職すると一からスタート(転職市場)。
ということが書いてある。
たしかにごもっともかな。ちなみにIT企業は能力評価してくれるところが多いので、役職付き転職が多いです。なので、最初から給与が高いなんてことはざらにあります。
でも好きじゃないと「ブラック」なんて呼ばれることが多いですけどね。
話戻しますが、以上のことによりサラリーマンは中々金持ちになれないとのこと。
今の会社では中々昇格できず、転職したいと思っても一からスタート。すでに家族もいるし周りを説得するのも時間がかかる。そもそも転職してもうまくいくかわからない。
いっちょ企業しますか!ってなると余計に周りを不安にさせると思います。
じゃあどうすりゃいいんだよ!
だから、それらの壁が全くない妻を社長にすればいい。
会社を企業するためには資本金など、ローリスクではあるが資金が必要である。生活費を削る不安があるが、そこをサラリーマンの夫がサポートしていく。サラリーマンは金持ちになれないが、「安定」は持っている。
「妻」を社長にしなさいとは書いてあるが、「妻」一人でがんばりなさいとは書いていない。二人で協力して金持ちになれるようにがんばりなさい。ということが何度も書かれている。
ローリスク・ローリターン
妻を社長にするのはいいが、仕事はどんなジャンルを選択しよう。
簡単で、夫の俺も知識あるからFXだ!なんて参入すると痛い目にみる。
著者は妻を社長にする前にFXで多額の借金を抱えてしまったという。すごく惨めな生活を送ったと書いてある。
そこで仕事選びにも注意してほしい。目指すは「ローリスク・ローリターン」である。
- 小さな金額でもはじめられること
- 他人に喜んで貰えるビジネスであること
- 誰でも実行できるようなこと
- 主婦業の片手間でもできること
- 妻自身がコントロールできること
文面は変えてあるが、そんな理解で私は覚えている。
ちょっとだけ衝撃なのは「やりたいこと」ではないということ。あたりまえっちゃー当たり前だけどね。
著者の妻はこれを片手間に主婦業もこなし、たまに「やりたいこと」をバイトにしてワークライフを楽しんでいるらしい。すごい人だ。
「お金」は「感謝の気持ち」を「見える化」したものである
これはおもしろいなーと感動(?大げさかもしれないが)しました。
お金とは「通貨」であり、それは買い物や、企業間での取引の際に使用されるものである。
いっぱい持っていると「お金持ち」なんて呼ばれますね。
しかし筆者はこう書く
それらはあくまでも「通貨の機能」を説明しているだけであって、お金の本質とはまったく関係ありません。
先に書いたとおり、筆者はお金は「感謝の気持ち」を見える化したものであることが、貧乏時代に気づくことができたと言っています。
確かに、その通りだなと思った。
ということは、お金持ちになりたければ、人からいっぱい感謝を貰わなければならない。
そうすると、ビジネスの中身を見ることができる。つまりは感謝が直接多く貰えるか、貰えないかのビジネスが見えてくるはずだ。
感謝するのはお客様だと思う。なので、お客様に一番近い企業や仕事が儲かるんじゃないかなと思うわけですね。
この考えはすごく面白い。ギャンブルが儲からないことや、ネットワークビジネスがなんで儲かっているのかわかりやすい(ビジネスの善悪はさておき)
ということは。。。うむむ。。。なるほど。私の仕事はもう少しお客さんへ近づかなければいけないということですね。反省。
雑なまとめ
メモ程度に書いているので、上の文は俺の感想を適当な配置で書いているだけです。
この本は読みやすかったし、脱税と思った箇所もあったが、結構すらすらとよむことができた本です。
また企業のためのステップやら、実際に著者が試したことが詳細に書いてあるので興味がある方は是非読んでみてください。
あと、愛ってすばらしいなーと思いつつ、そもそもこの妻ってただの主婦じゃないでしょ?なんて思いもある。
主婦業もこなし、借金まみれの夫を支え、社長にもなって、ワークライフを楽しむスペックの主婦ってどこにいるんだよw すげーなおい。
私はまだ結婚していないが、これは役に立つ知識だろうと思っているので、この本を読んでよかったと思っている。